霊長類を学ぶことのできる場
霊長類を学びたい人に向け、大学・大学院の研究室や、霊長類に関するレクチャーをおこなっている団体、霊長類の調査を行っている団体など、霊長類学会の会員が提供する「さまざまな学びの場」を紹介します。
※ 情報は随時更新されます。
■ 京都大学大学院理学研究科 生物科学専攻
●霊長類学・野生動物系
霊長類研究所の名称が変わったあとも霊長類の研究は継続しています。以下の3つのセンターで研究が行われています。
-ヒト行動進化研究センター
サル類を対象とした実験的研究により、広くヒトの行動特性の進化の生物学的基盤を明らかにする教育研究を行っています。
https://www.ehub-kyoto-u.com/
-野生動物研究センター
霊長類を含む、様々な野生動物の行動、生態、保全、福祉等の研究を行っています。
https://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/
-生態学研究センター(生態科学III分科)
自然環境に生息する各種霊長類を主な対象とした生態学的な研究を行っています。野生霊長類に興味のある大学院生を募集しています。
https://www.biol.sci.kyoto-u.ac.jp/laboratory/3951/
●動物学系
-人類進化論研究室
野生霊長類の生態・行動・社会の研究から、ヒト化が起こった過程や人間性の進化を考察することを目標としています。
https://jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp/
-自然人類研究室
化石及び現生霊長類を対象に比較解剖学、古病理学、数量形態学、運動生理学、バイオメカニクス、安定同位体分析などを用いて研究をしています。
https://anthro.zool.kyoto-u.ac.jp/
■ 特定非営利活動法人 屋久島いきもの調査隊
屋久島で毎年夏にボランティアの参加者を募り、ニホンザルなどの調査(ヤクザル調査隊)を行っています。
https://yakushimaikimono.com/
■ 大阪大学 人間科学部 比較行動学研究分野
野猿公苑のニホンザルが主な研究対象です。動物の行動観察をしっかり学べます。社会行動の観察に加え、実験による心理学的研究も行います。
https://ethology-osaka.tumblr.com/
■ 東邦大学理学部生物学科 行動生態学研究室
フィールドワークとDNA分析を用いて、霊長類を含む哺乳類を対象とした行動や社会に関する研究を、卒研生・大学院生と一緒に進めています。
https://www.lab2.toho-u.ac.jp/sci/bio/behaveco_lab/index.html
■ 京都市動物園
京都市動物園では、霊長類9種が暮らしています。また、講演会など霊長類について知っていただけるイベント等も実施しています。
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
■ 京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科 アフリカ地域研究専攻
ギニア、カメルーン、マダガスカルなどのアフリカ地域に生息する霊長類を対象とした生態や保全に関するフィールドワークを行っています。
https://www.africa.asafas.kyoto-u.ac.jp/
■ 総合研究大学院大学 統合進化科学コース
行動生態学的手法、同位体分析やプロテオミクスなどの理化学的手法を用いて、野生や飼育下の霊長類の研究をしています。
https://www.soken.ac.jp/prog/ies/
■ 信州大学理学部生物学コース 進化人類学分野
信州のニホンザルをはじめ様々な霊長類・哺乳類を対象に、フィールドワークを通した行動・生態・社会に関する研究に取り組んでいます。
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/bio/course/bio-researchfiled-9.html
■ 北海道大学大学院地球環境科学研究院 生態遺伝学分野 早川研究室
霊長類をはじめとした野生動物の行動・生態・進化をゲノム解析で研究しています。
https://noah.ees.hokudai.ac.jp/hayakawa/
■ 帝京科学大学 アニマルサイエンス学科、自然環境学科(いずれも東京西キャンパス)
奥多摩〜大月市付近のニホンザルをはじめ、国内外の霊長類や様々な野生動物、動物園での飼育動物を対象に、行動・生態・社会についての研究をおこなっています。
https://www.ntu.ac.jp/gakubu/seimei/index.html
■ 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 河村研究室
ヒトや霊長類などにおける、感覚系遺伝子の進化生態遺伝学に関する研究を行っています。
http://www.jinrui.ib.k.u-tokyo.ac.jp/kawamura-home.html
■ 東京大学大学院 総合文化研究科 認知行動科学講座
生態適応的観点と認知神経科学的観点の両面から、ヒトやサル、そのほかの動物の行動や社会とそれを支える心の仕組みについて比較研究を通じて進化的理解を深めるための研究と教育活動をしています。
https://www.cbs.c.u-tokyo.ac.jp/laboratories.html
■ 石巻専修大学 動物生態学研究室
国内外のフィールドで、霊長類を含む野生哺乳類の生態・管理に関する野外調査を行っています。
本学はキャンパス周辺に牡鹿半島、金華山島など魅力的な調査地があります。
地の利を活かし、動物たちの生活や生態学的機能の解明に取り組んでみませんか?
https://sites.google.com/view/animal-ecology-lab/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
■ 山形大学農学部 江成研究室
寒冷多雪をキーワードに、フィールドワークを通したニホンザルの生態・行動にかかわる研究を推進しています。
また、本種の個体群管理や生息地管理の推進を目指した領域横断的な研究も重視しています。
https://sites.google.com/view/hirotoenari/home?authuser=0
■ 岡山理科大学理学部動物学科
国内外の野生霊長類のフィールドや動物園、博物館で、社会生態、生殖生理、比較解剖学などの研究を行っています。
霊長類を含む動物一般の保全や遺伝分野を専門とする教員もおり、アットホームな雰囲気で総合的に霊長類学を学べます。
https://www.zool-ous-official.com/
■ 中央大学理工学部生命科学科 動物行動生態学研究室
霊長類をはじめとした動物の行動・生態・社会に関する研究を行っています。
海外、国内、動物園など、様々な場をフィールドとしています。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/science/departments/biological/
■ 福山大学生命工学部生物科学科
瀬戸内地域に密着し、フィールドワークを通して野生哺乳類の生態・行動・進化・保全に関する研究に取り組んでいます。
その中で、香川県小豆島のニホンザルの研究に力を入れています。
https://www.fukuyama-u.ac.jp/course/life/biological-science/