日本霊長類学会

「サルのなぜ?なに?!授業」(2024年7月10日、7月12日)


仙台市広瀬小学校、仙台市田子小学校、宮城学院中学高等学校にて会員による授業が行われました。

授業1 2024年7月10日(水)10:45~11:30
 「サルのなぜ?なに?」  仙台市広瀬小学校 6年生(105名)
 講師:宇野壮春(東北野生動物保護管理センター)
内容:
サルの母指対向性や鳴き声のコミュニケーションについて、参加型の授業を行いました。また、実物の頭骨や毛皮を持参して、形態についても学びました。後半は、なぜ動物が里に出没するのかについて、発想豊かな意見を生徒から聞くことができ、楽しい時間を過ごすことができました。






授業22024年7月12日(金) 9:50~11:35
 「サルと私―サルに教えてもらったこと」
 仙台市立田子小学校 6年生(95名)
 講師:川添達郎(里地里山問題研究所/東京外国語大学)

内容:
仙台市立田子小学校の6年生と、ニホンザルの群れや体の形について、写真や動画を見ながら説明しました。毛づくろいや喧嘩、遊びの様子は特に興味をひき、映像を見ながら気づいたことや考えたことを自由に発言しながら、ニホンザルの行動について学びました。後半では、講師の経験を例に、動物を研究することになったきっかけやその面白さについて紹介しました。授業中だけでなく授業が終わってからも質問が相次ぎ、とても盛り上がりました。






授業3 2024年7月12日(金) 14:10~14:55
 「味覚から探るサルの好き嫌い」
 宮城学院中学校高等学校 中学1年生(32名)
 講師:糸井川壮大(明治大学)

内容:
宮城学院中学高等学校の中学一年生を対象に、霊長類の味覚の仕組みと種ごとの特徴を写真や映像を交えて概説し、食べ物が違うサル同士では感じる味も違うことを説明しました。授業中には生徒から多数の質問があり、霊長類だけではなく鳥類など様々な動物の味覚にまで話が広がり、動物の感覚の世界の一端を学ぶ有意義な時間となりました。






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