日本霊長類学会

「サルのなぜ?なに?!授業」(2023年7月26日、8月2日)


岡山県立岡山一宮高等学校(7月26日)、岡山県立勝山高等学校(8月2日)にて会員による授業が行われました。

授業1: 岡山県立岡山一宮高等学校
タイトル:神庭の滝自然公園 ニホンザル観察会
日時:2023年7月26日(水)午前の部:10:30~12:10、午後の部14:20~16:00
講師:山田 一憲・根地嶋 勇人(大阪大学・人間科学部)
内容:
岡山県立岡山一宮高等学校理数科 の1年生73名が、神庭の滝自然公園(岡山県真庭市)に来られました。残念なことに、集団は餌場を離れて山の中を遊動していたため、サルの直接観察はできませんでした。餌場では、サルの糞や食痕や通り道などの痕跡探しをしました。その後、山田がニホンザルの行動や社会、他の動植物との相互作用について解説をしました。根地嶋は、霊長類研究の魅力やフィールドワークの楽しさについて高校生に説明をしました。






授業2: 岡山県立勝山高等学校
タイトル:神庭の滝自然公園でのニホンザル研究と行動観察法
日時:2023年8月2日(水) 9:00~11:00
講師:山田 一憲(大阪大学・人間科学部)・上野 将敬(近畿大学・総合社会学部)・根地嶋 勇人(大阪大学・人間科学部)・栫優花(非会員・大阪大学・人間科学部)
内容:
神庭の滝自然公園(岡山県真庭市)の最寄りの高校である、岡山県立勝山高等学校サイエンス部の2年生3名に、ニホンザル研究と行動観察法の授業を行いました。栫が資料を使って行動観察法の説明を行いました。山田は事前に撮影したビデオを使って、ヴィジランスの回数をカウントし、個体間で比較する方法を指導しました。上野は神庭の滝のニホンザル研究の歴史について説明し、根地嶋は血縁選択や大学生活の楽しさについて高校生に話題提供をおこないました。今回の事前学習に基づいて、冬に神庭の滝自然公園で観察実習を行う予定です。






ページのトップへ戻る