【イベント】人類学関連学会協議会合同シンポジウム「性差」(2020/12/13 開催)
第15回人類学関連学会協議会(CARA)合同シンポジウム「性差」
・日時 2020年12月13日(日)13時~17時(予定)
・オンラインで開催
・参加費無料
・申込み:要
申込み期限:2020年12月9日(水)17:00
締め切りました
申込み方法
下記の「お申込みサイト」(Googleフォーム)より、メールアドレス、お名前等を記入し、お申込みください。
■ お申込みサイト
※ この「お申込みサイト」では、日本霊長類学会会員の申込みのみ受け付けています。
※ お申込みいただいた方には、12月初旬に、ZoomのURL、ミーティングID、パスコード、および発表要旨を発送いたします。
問い合わせ先:psj_shougai[at]jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp ([at]を@に変えてください。)
人類学関連学会(CARA)は、日本人類学会、日本生理人類学会、日本文化人類学会、日本民俗学会、日本霊長類学会(五十音順)の5学会によって構成される組織である。これまで、それぞれの手法で取り組んでいる5学会が、合同シンポジウムで分野の壁を越えた対話を行うことにより、「人類」それ自体を研究対象にするという大きな視点に基づいて、成果の共有と発信に努めてきた。今回の合同シンポジウムでは、5学会それぞれの立場からの研究蓄積があり、「人類」にとっての基本的な課題でもある「性差」をテーマに設定した。
「性差」が学問のみならず社会的な課題となって久しい。性差は大きく生物学的、心理的、社会的に区別することができるが、当然のことながらそれぞれは密接に関連している。男女の生物学的な区別と、その社会的・文化的な役割の関係についてはこれまで多くの領域から研究がすすめられ、近年ではトランスジェンダーなど男女という区別に収まらない問題も議論されている。
この「性差」という古くて新しい課題について、それぞれの学会から最新の成果をもちより、それぞれの理解を深め、議論を展開していくことは、人類学関連学会のそれぞれにとっても有意義であるとともに、大きな社会性・現代性を有するものといえるだろう。
合同シンポジウムでは、ぞれぞれの学問領域の方法による研究事例を持ち寄り、その到達点を相互理解することによって、共通点と独自性を探り、さらには今後の「性差」の在り方についても議論を深めていければ幸いである。
※本年の人類学関連学会協議会合同シンポジウムは、日本民俗学会が担当学会で、10月の同会年会にあわせて開催する予定であったが、年会がオンラインでの開催となったため、期日を延期しオンラインでの開催となったものである。
【スケジュール】
13時 趣旨説明
13時15分~13時40分
「とあるチンパンジー集団における生と性」
伊藤詞子(日本霊長類学会)
13時40分~14時5分
「乖離する性行為と生殖―セクシュアルマイノリティによる生殖補助医療技術の利用実態から見た出産・子育て―」
新ヶ江章友(日本文化人類学会)
14時5分~14時30分
「現代人の寿命・老化とその性差」
村木里志(日本生理人類学会)
14時30分~14時45分 休憩
14時45分~15時10分
「性差の民俗ー胎児の性別占いと胎児観」
安井眞奈美(日本民俗学会)
15時10分~15時35分
「人骨に現れる性差」
五十嵐由里子 (日本人類学会)
15時35分~15時50分 休憩
15時50分~16時50分 討論
16時50分~17時 討論終了 まとめ