ロゴマーク

ハリエンジュと東京のサル

第34回日本霊長学会大会のロゴマークです。
井口三月さんが作成してくださいました。

ハリエンジュの花と東京のサルがモチーフです。ロゴデザインへの思いを、井口三月さんから寄せていただきました。


ロゴデザインへの思い

1985年5月東京の西の端小さな沢が流れる森の中、ハリエンジュの花が満開を迎えた春の一日、老若男女が集い「第1回モンキーウォッチング」が開催された。
ハリエンジュの花を貪り食うニホンザルたちの生きる姿に皆が感動したあの日から、もう30年以上たってしまった。
でも、野生の命からのメッセージは、変わらない。
人間たちよ、どこに進もうとしているんだい?
俺たちは知っている、命あるものこの場所で、この時に、命の限り生きること、そしてその血を未来につなげるために、命を育み守り生きること。それが、自然であり、命だってこと。俺たちは、それしかできないんだ。
人間たちよ、地球から与えられた命は一緒なのに、お前達はどう生きようとしているんだ? あまりにも、いろんな命を巻き込みながら、あまりにも多くの命さえ奪いながら、どう生きようとしているんだ?
俺たちは、変わらない、ここで、生きること・・ただそれだけ・・

東京の野生ニホンザル観察会 井口三月


井口三月 プロフィール(自己紹介)

第1回モンキーウォッチングのお手伝いからはじまって、休日ごとニホンザルに出会いに行く主人を見守り続けて、はや30余年。自然から感じよう、自然から学ぼうと、自分が自然であろう、その自然観を共有の価値観として持ちながら、お互いの道を歩んできました。主人の道はニホンザル一筋でした。私は、いまになって思えば主人を通してニホンザルを感じていたのだな・・・と思います。

所属:株式会社 自然教育研究センター
御岳山苔の会代表


ロゴマークの著作権は井口三月氏にあります。