霊長類学会第16回大会公開講演会
「人間存在の基盤を探る」

7月9日(日)15:00〜17:00
2号館6階大ホール
連絡先:第16回日本霊長類学会大会実行委員会
7月6日まで 電話:0568-63-0576 Fax.:0568-63-0085
7月7日〜9日: 電話: 090-8957-5539 (大会本部)

開催の趣旨: 
 今ほど人間の本性が問われている時代はかつてなかったでしょう。人間とは何かを明 らかにする霊長類研究の中で出てきた二つの核、心と文化の基盤に焦点をしぼり、最 先端の研究結果を分かりやすく紹介します。

司会: 小嶋 三 (京都大学霊長類研究所・教授)

「脳の進化と心」
櫻井 芳雄 (京都大学文学研究科・教授)

生物進化の中で、哺乳類、さらに霊長類の脳はより大きく、より複雑に変化し、同時にその可変性や自由度も増してきました。そのような脳の進化が、どのようにサルやヒトの心の柔軟性や個性をもたらしたかについて、わかりやすく解説します。


「チンパンジーの文化」
杉山 幸丸(日本霊長類学会会長・東海学園大学人文学部長)

人間に最も近い現生動物であるチンパンジーは、高い知能を持っていることが知られています。自然環境の中で彼らはその能力をどう発揮しているのでしょうか。道具使用行動を通じて、それが文化とまで言える段階にまで達していることを紹介します。

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